メラニンは本来、肌のターンオーバーによって剥がれ落ちていきますが、紫外線を浴びすぎたり、肌のターンオーバーが乱れるような不規則な生活によって肌の代謝が下がるとメラニンが蓄積されシミが濃くなってしまいます。
美白化粧品は市販でたくさん売られていますがほとんどが今あるシミではなく予防のためのものが多いですよね。
そこで活躍してくれるのがハイドロキノンという成分です。
最近では市販の化粧品にも配合されているものが増えてきました。
ハイドロキノンの効果
シミの予防だけではなく、できてしまったシミ、そばかす、肝斑、ニキビ跡などにも効果的です。
ハイドロキノンはシミの原因となるメラノサイトの数を減らし、メラノサイトの活動も弱めてくれます。
肌の漂白剤ともいわれており、かなり強力な成分です。
海外では市販で高濃度なものが売られていますが、日本では刺激が強く扱いが難しいことから美容クリニックなどの病院でしか高濃度なハイドロキノンは処方してもらえません。
濃度が低く安全性が高いものは市販の化粧品でも手に入ります。
そのくらい強力な成分ということです。
強力な成分なのため使い方に注意!!!
ハイドロキノンの濃度に気を付ける
効果が高い分、刺激や副作用が出やすいので、正しく使わないと逆効果になってしまいます。
特にハイドロキノンの配合量が高い方が効果は出やすくなりますが肌への負担が大きくなります。
市販で売られているハイドロキノン化粧品には2%ほどのものがほとんどでこのくらいならそこまで心配する必要がありません。
とはいえ、やはり強力な成分であることは確かなので肌の調子が良くない時は避けた方が良いでしょう。
美容クリニックなどで処方されるものは4~5%ほどのハイドロキノンが配合されており、市販のものに比べると効果は出やすいですが刺激があり、赤みやピリつきがでる場合があります。
早く効果を出したいからと言って、いきなりハイドロキノンの濃度が高いものを使うと肌に負担がかかりやすいため、濃度が低いものから使い、肌が慣れてきたら濃度を上げていくのがおすすめです。
長期間使用しない
刺激強いハイドロキノンを長期間使うことは肌に負担がかかり危険です。
1か月ほど使ったら休むなど短期間で集中的に使うようにしましょう
ハイドロキノンを塗った後に紫外線を浴びない
ハイドロキノンを塗っていると紫外線のダメージをより受けやすくなります。
せっかくシミをなくすためにケアしていても、ハイドロキノンを塗ったまま紫外線を浴びると逆にシミが濃くなったり炎症を起こすなど危険です。
そのため、朝出かける前の使用は避け夜に集中的に使うことをお勧めします。
保管方法に気を付ける
ハイドロキノンの成分はとても不安定なため、他の化粧品よりも保管する環境に気を付けなければなりません。
空気に触れると酸化しやすくなりますのでしっかりフタを閉めて冷蔵庫で保管しましょう。
いかがでしたか?すでにできてしまったシミは消すことが難しく美容クリニックで高額なレーザーなどの治療をしなくてはいけないというイメージがありますが、自宅でハイドロキノンを塗ることでしみを消す効果が期待できます。
塗るだけとはいえ、かなり強力な成分ですので使い方次第では逆に悪化させてしまうこともあるため、扱いには注意して正しく使いたいですね☆
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